分類:イワタバコ科イワタバコ属
学名:Conandron ramondioides
和名の由来:幅広の大きな葉が煙草の葉に似ていて、岩場に生育するから
別名:イワナ(岩菜)、イワヂシャ(岩萵苣)
英名:conandron
原産地:本州、四国、九州、南西諸島、台湾、中国
性状:耐寒性多年草
草丈:10~30センチ
花期:5~8月
花言葉:愛らしい心
谷間や山地の湿った崖面など日陰の岩肌に着生して群生する。
初夏から夏にかけ花茎に淡紫色の星型の花を咲かせる。
葉は根生して垂れ下がって生え、光沢があり大きな楕円形。
若葉は山菜として食べられる。
葉身は縮緬状の皺があり普通長さ6~15センチだが、40センチにまで成長するものもある。
葉先は鋭く尖り、基部は翼をもつ柄に連なる。縁には不ぞろいな鋸歯がある。全体に褐色の柔らかい毛が密生している。
冬には葉は枯れて、密に生じた堅いひげ根で越冬する。
1本の花茎に紅紫色の花を数輪~10数輪咲かせる。
花冠は径約1~1.5センチで深く5裂し筒部は短い。
筒内部に黄橙色の斑紋がある。雌しべは花冠から飛び出ている。
雄しべは5個、花冠の基部に着き花糸は短く、葯は直立している。
花色は、園芸種では白・桃色もある。