分類:ヒガンバナ科ヒガンバナ属
学名:Lycoris radiata
別名:マンジュシャゲ(曼珠沙華)
性状:多年草
草丈:30~50センチ
原産:中国原産の史前帰化植物
花期:秋
↓墓地にも多いので、死人花(しびとばな)、捨て子花などの名前もある。
毎年花は咲かせるが、種子は稔らない。
地下にはチューリップに似た球根があり、球根を増やして増える。
球根からは、ほかの植物の発芽や生長を妨げる物質が出ている。
花茎は高さ約30~50センチ程で、花は茎頂に鮮紅色の花を輪状に通常6個つける。花期は9月ころ。


↓1個の花は、花弁が6枚あり細長く、縁のほうが縮み、外側へ反り返る。
雄しべ6本と雌しべ1本は外側へ長く飛び出す。右の写真は花後。

↓シロバナヒガンバナ(白花彼岸花)
分類:ヒガンバナ科ヒガンバナ属
学名:Lycoris albiflora
別名:シロバナマンジュシャゲ( 白花曼珠沙華 )
性状:多年草
草丈:30~50センチ
白いヒガンバナは園芸種で、リコリスと呼ばれる。クリーム色、うす紅色を帯びたものもある。
シナヒガンバナと黄花のショウキズイセン(鍾馗水仙)の自然交雑種。
花弁はヒガンバナほど強く反り返らず、へりのしわも弱い。
シナヒガンバナは種子ができる。右の写真はクリーム色をしている。



←ヒガンバナは、花後に葉が晩秋のころ伸びる。長さ約30~60センチ程で、幅は約6~8ミリの線形である。葉の色は深緑色で光沢があり、翌年の春に枯れる。