更新:2007.08.31 作成:2006.09.12 14:43
分類:ミソハギ科ミソハギ属
学名:Lythrum anceps
別名:ミゾハギ(溝萩)、ボンバナ(盆花)、ショウリョウバナ、ミズカケグサ
和名の由来:牧野博士によれば、花穂に水を含ませて供物に水をかける風習が、禊を連想させるところから、和名は禊萩(みそぎはぎ)であるという。
分布:日本、朝鮮半島
性状:多年草
草丈:1メートル
花期:6月~8月
本州以南の沼地や田圃の周辺など、湿った明るい場所に生育し花を咲かせている。旧暦のお盆の頃に咲き、仏前に供えられるのでボンバナ(盆花)とも言われる。全株無毛、茎は上部に至るほど四角形の断面となり、不明瞭な稜がある。葉は対生し、花弁は6枚。雄しべは12本あり、その内6本は長く、6本は短い。6月から8月のおわりにかけ、紅紫色の花を次々と付け、花期は長い。花弁はしわがよっている。よく似たエゾミソハギは毛があるので区別できる。



ミソハギの花には雌しべの位置(長さ)により三つの型がある。
長花柱花:雌しべが、長い雄しべと短い雄しべのいずれよりも長い。
中花柱花:雌しべの柱頭が、長い雄しべと短い雄しべの間にある。
短花柱花:雌しべの柱頭が、長い雄しべと短い雄しべのいずれよりも奥にある。
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キバナミソハギ