更新:2007.10.01 作成:2006.08.27 18:07
分類:ツユクサ科ヤブミョウガ属
学名:Pollia japonica
和名の由来:ヤブに咲き、葉の形がミョウガに似ているから。
分布:関東地方以西の本州、四国、九州の暖地。朝鮮、台湾、中国。オーストラリア、アフリカ、中米の熱帯・亜熱帯。日本は北限。
性状:多年草
草丈:50~100cm
花期:7~9月
↓半日陰の場所を好み、山野の林内に生育する。昼間でも薄暗い場所を好んで生えるので、近づくと必ずヤブ蚊に刺される。繁殖力が旺盛で地下茎を伸ばし繁殖し、群落を形成していることが多い。
初夏に花茎を伸ばし、茎の上部に花序を出す。


↓花は輪生状に数段つき、白色の径1cm弱ほどの花を咲かせる。


↓1株に両性花と雄花をつける。両性化は花柱が雄しべよりも長く、雄花は花柱が雄しべよりも短い。

↓花後の果実は径5mmくらいで乳白色、薄緑色、藍色、黒紫色と変化し、光沢がある。種子でも発芽する。


↓黒紫色になり、光沢がある。 ↓冬枯れで倒れた果序。


参考:語源となったミョウガ(茗荷)はショウガ科である。ミョウガは食用になるが、ヤブミョウガは食用にならない。