更新:2008.09.25 作成:2006.08.26 13:25
分類:カヤツリグサ科 カヤツリグサ属
学名:Cyperus microiria
別名:キガヤツリ、マスクサ(枡草)
分布:本州~九州、朝鮮半島、中国
性状:一年草
草丈:20~50cm
花期:7~10月
仲間:コゴメガヤツリ、チャガヤツリ、シュロガヤツリ、
ハマスゲなど
↓空き地、道端、畑、水田などに生育する。全体に緑色で、光沢がある。
根元には細長い葉があり、茎を抱いている。茎の断面は、三角形。
茎は枝分かれせず直立し、先端に緑色の散形花序をつける。花序は稔っても垂れない。

↓花序は、茎の先端から花軸が放射状に数本伸び、伸びた花軸からさらに小軸が数本伸び、小穂(しょうすい)が大きい角度で多数突き出し、それぞれに小花(しょうか)がずらりと密に並んでくっついている。小穂は平らで細長く、小花の鱗片の先は尖っている。鱗片の中に雌しべと雄しべがあり柱頭3本で花弁はない。熟した果実は多少褐色を帯び、鱗片とともに脱落する。

↓花序の基部には葉の形の苞が数枚あり、何枚かは花序より長い。
葉は茎の根元や茎の節ごとに出て、細長い線形で先は尖る。葉の基部は茎を抱いて両側が癒合し、鞘(さや)状になる。
