作成:2006.08.13、更新:2006.11.11
分類:アカネ科 ヘクソカズラ属
学名:Paederia scandens
和名の由来:葉を手でもんで嗅ぐと悪臭があるので屁糞蔓。
性状:蔓性多年草
花期:夏、果期:秋
別名:ヤイトバナ(灸花)、鶏屎藤(ケイシトウ)(China)、
クソカズラ(糞葛)とは奈良、平安時代に呼ばれていた。これにヘ(屁)を付け加えたヘクソカズラ(屁糞蔓)は江戸時代には既に呼ばれていた。
日当たりの良い道端や林の縁、藪などに生育し、地下茎を伸ばして繁殖する。
↓花は外側が白い筒状で長さ1.2センチ、直径8ミリほど、花冠の先が5裂して外側に曲がっていて、それぞれの裂片もささくれている。中心部は紅紫色で毛が多い。

↓秋から冬にかけて直径5ミリ程の光沢のある丸い実をつけ、熟すと黄褐色になる。


←茎は他の植物などに巻きついて広がり、基部は木質で直径1センチ以上ある。
↓葉は細長い卵型またはハート型で先端はとがる。長い葉柄があって対生し、細かい毛が多い。


ひびやあかぎれの患部に塗り、民間薬として使われていた。