更新:07.08.08 作成:06.10.26
分類:ナス科ナス属
学名:Solanum lyratum
性状:多年草
花期:6~9月
↓日本全土に分布し、山野に生えるつる性の多年草。赤い実は神経毒をもち、食べるのは危険。
果実は直径約8ミリの球形で、真っ赤に熟す。果実が熟すと、茎の基部だけ残して枯死する。翌春その場所から芽を出す。根も1メートルほど、地表面に沿って成長し、その根の各部から新芽が出て育ち、やがて藪状に生い茂る。
稀に黄色い果実のものがあって、キミノヒヨドリジョウゴと呼ばれる。


↓茎、葉ともに腺毛が密生し、葉柄でほかの木などにからみつく。
葉は長さ3~10センチの長卵形で互生し、下部の葉は3~5裂の深い切れ込みがあり、先は丸い。




↓夏から秋にかけ、葉の反対側に花軸を出して、直径1センチほどの白色または淡紫色の花を多数つけます。花は1センチほどの筒状で先が深く5裂し、裂片は最初平らに開き、後に反り返り、裂片の基部に、2個の緑色の線体があって目立つ。雄しべは5本で、紫色の花糸は太くて短い。細く白い雌しべを筒状に取り囲んでいる。葯は黄色。



←毛がフサフサしていて長い。
薬効:解熱、利尿、解毒に煎じて服用したり、皮膚病や神経痛には煎じた汁を塗る。