更新:2007.12.16 作成:2006.10.30 22:07
分類:タデ科イヌタデ属
学名:Persicaria capitata (APG分類。旧分類:タデ属Polygonum capitatum)
別名:ポリゴナム(旧属名)
性状:宿根性常緑多年草
花期:ほぼ1年中(5~12月)
原産:インド北部~ヒマラヤ原産で明治の中頃に渡来
↓茎は細くつる状に地を這って伸び、長い花穂を出して枝分かれし、ほぼ一年中花を見ることができる。

↓花はピンク色で小さく、枝先に直径5~10ミリほどの金平糖のような球形に密集している。

↓茎や葉の両面、特に葉の裏面の縁に毛が生えていて、葉にはV字の黒っぽい斑点がある。葉は短柄があり互生し、長さは3~4センチ位で、卵形で先が尖っている。

↓葉の付け根には、短毛が密生した托葉が鞘状に茎を抱きこむようについている。
(托葉鞘または鞘状托葉)

↓こんなのもあった。

↓若い葉の托葉鞘。ISO感度を高くしたらざらついてしまった。

↓<参考:イヌタデの托葉鞘> ↓秋には真っ赤に紅葉する。

↓熟した種子は、花弁に包まれたまま落下し、中には黒色に熟した種が含まれている。蕾の色も、花弁の色も、熟して落下した花弁の色も同じピンク色である。
<参考:Persicaria属の花被は種子ができた後も、それに張りつくようにして残るので、花の時期がまだ続いているかのように見える。つまり、花の色が長く楽しめる種類である。>