分類:ウコギ科カクレミノ属
学名:Dendropanax trifidus
別名:カラミツデ、テングノウチワ、ミツデ、ミツナガシワ、ミソブタ、
ミゾブタカラミツデ、ハコボレ、ハオトシ
和名の由来:三裂した葉の形が御伽噺の「かくれみの」に似ているところからついた。あるいは、葉が密に付いて「着ると姿が隠せる簑」に見立てたものであるとも。
性状:常緑小高木
樹高:5~7メートル
分布:関東南部以西の日本、朝鮮南部・台湾に生育。
花期:7~9月
1本の木にいろんな形の葉がつくことで知られている。
樹液中に漆と同じ成分を含むため、体質によってかぶれることがある。
7月から8月、温暖な場所では11月ころまで緑色の花を咲かせる。
枝先に4~7センチの花枝を伸ばし、球状に集まった散形花序を形成する。
花弁は淡緑色で通常5枚。

↓1年以上かかって果実が稔り、果実と花が同時に見られる。果実は長さ1センチで、先端にめしべの花柱が残り、冬に黒紫色に熟す。果実の中には8ミリほどの種子が入っている。

