分類:キク科ヤナギタンポポ属
学名:Hieracium aurantiacum
別名:エフデタンポポ(絵筆蒲公英)、エフデギク(絵筆菊)
性状:多年草
草丈:花茎は10~50センチ
花期:夏
ヨーロッパ原産の帰化植物で、明治中期に観賞用として持ち込まれ野生化した。毎年タンポポに似た花が咲き、地上の大部分は秋に枯れ、花が終わる頃からランナーを出して増えていく。小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長する。北海道に広く帰化している。
根のきわの茎から白い毛の密生する根生葉を出し、茎から出る葉と葉の間隔が狭いので地面に接するように放射状に広がりロゼット状に互生する。葉は花をつけるような個体は鋸歯がなく全縁で、へら状の倒皮針形、葉の先端は尖っていない。葉の基部は、くさび形。
花茎は10~50センチで、茎には黒い毛が密生し、短い星状毛も生える。花茎は複数が同時期に立ち上がり、ひとつの茎に数個の花を次々と咲かせる。花は鮮やかな橙赤色で直径約3センチ。
花の付き方は、頭状花序でこれはキク科の花の特徴。花軸の先端から放射状に柄が出て散形状に10個内外の頭花をつける。
↓ひとつの茎に数個の花を次々と咲かせる。

↓放射状に広がりロゼット状に互生する

↓白い毛が密生する。鋸歯がなく全縁で、へら状の倒皮針形、葉の先端は尖っていない。葉の基部は、くさび形。


↓花茎は10~50センチで、茎には黒い毛が密生

↓総苞の黒い毛が目立つ。

↓花は鮮やかな橙赤色で直径約3センチ。
