分類:ヒガンバナ科スイセン属
学名:Narcissus tazetta
和名の由来:中国の古代、水辺に咲く清楚なこの花を水辺の仙人にみたてた。
別名:雪中花、金盞銀台(キンサンギンダイ)
性状:多年生球根植物 有毒
草丈:15~50センチ程度
花期:冬~春
地中海沿岸の原産で、室町時代に中国を経て渡来し、本州(関東以西)、九州の海岸沿いに野生化して、日本水仙と呼ばれている。
一般には、スイセン属に含まれるものを総称してスイセンと呼んでいる。
日本水仙は 12 月頃から咲き始め、冬から春にかけて、白や黄の花を咲かせる。
雌しべは1本で柱頭は3裂し、雄しべは6本で上下2段になっていて、上段の3本しか見えない。
6枚の花びらのうち、外側3枚は萼であり、内側3枚のみが花弁である。
二つをあわせて花被片と呼ぶ。
花被片の下半部は合生して筒となり、中心にある筒状の部分は副花冠という。
オニユリやヒガンバナ等と同じく、種子はできない。
↓典型的なニホンズイセン(白い花弁に黄色の筒)

↓黄色の花弁・・・グランドソレドール?

↓地下にラッキョウ型の球根があり、これで増殖する。晩秋の彼岸花が終わる頃、新芽が出て4~6枚の葉を出す。
茎は、黒い外皮に包まれた鱗茎(球根)の内部にあり、人の目に触れる事はない。
葉身は、少し厚みがあり扁平で細長く、艶消しのような表面をしている。
葉の間から蕾をつけた花茎が伸び、伸びきると蕾が横向きになり、成熟すると蕾を覆っていた薄膜状の苞を破って花が開く。草丈は、15~50センチ程度である。

(↓ニホンスイセンの花と蕾)


八重咲きニホンズイセン(日本水仙)
分類:ヒガンバナ科スイセン属
学名:Narcissus tazetta var. chinensis
別名:八重房日本水仙
性状:多年生球根植物 有毒
草丈:15~50センチ程度
↓地中海沿岸原産で、室町時代に日本に渡来し、野生化。
(↓八重の日本水仙が一茎一花でなく房になっている)
↓ヤエザキニホンスイセンの蕾


(↓その他の水仙)
↓ガリル?

↓エンペラー?
