分類:バショウ科バショウ属
学名:Musa basjoo Siebold et Zucc
別名:ニワミグサ(庭見草)、バセウ、バシヤ、ジャパニーズ・バショウ
英名:Japanese fiber banana
性状:半耐寒性多年草
草丈:5メートル程
原産地:中国南部または沖縄
花期:春、果期:秋
バナナに良く似ている。バショウ(芭蕉)は耐寒性があるが、バナナは寒さに弱い。
葉柄は重なりあって太い円柱状の偽茎となり、直立する。偽茎の先から大きな葉を四方へ広げる。葉鞘は2~3メートルの長楕円形で互生し、支脈に沿って裂け易い。
夏、偽茎の先の葉の中心から花茎を出す。卵形の部分は多数の苞が重なったもので、各苞には十数個の花をつけ、基のほうに雌花、先のほうに雄花が開く。苞は淡い黄緑色。(バナナの苞は紫色)
初めは雌花が開き始め、数段で雌花は終了して先端の蕾が次々に開いて伸び続け雄花が順次咲いていく。
果実はバナナに似ているが大きくならず、黒い種ばかり多くて食べられない。
撮影(千葉北部):上から4枚は6月末、最後は1月初め




参考:江戸時代の俳人松尾芭蕉は、芭蕉の植えられた庵に住んだので俳号を芭蕉庵桃青と号した。