分類:ゴマノハグサ科クワガタソウ属
学名:Veronica arvensis
性状:越年性一年草
草丈:10~20センチ
原産:ヨーロッパ
花期:4~6月
4月~6月にかけて花を咲かせる。明治初期に渡来しました。
道端、庭、空き地などに生育しています。秋に芽を出し、翌春、茎が地際で分岐して直立します。上部は立ち上がって枝分かれしません。
葉は上部と下部とで形が異なります。早春に形成する葉は丸くて対生ですが、花を付ける茎の上部では葉は小さく細く尖った形になり、互生となります。葉は葉柄がほとんどなく、鋸歯は小さく、葉の長さは1センチくらいです。葉は両面とも白い短毛が生えています。日照の強い荒れ地に生育する場合には、葉の裏面が紫色を帯びることがあります。
上部の葉の腋に青紫色の花を1個ずつつけ、1本の茎に10数個の花が咲きます。花の直径は2~4ミリと小さく、花柄が無いか1~2ミリと短く、葉に隠れるように咲くのであまり目立ちません。
花冠は皿型で深く4裂し淡青紫~青紫色のものが多いが、まれに淡い赤紫色や淡紅色もあり、白色のものも極くまれにあるようです。
痩果は倒心形(ハート形)で、縁に短い腺毛が生えます。中に種が詰まっています。





