分類:ゴマノハグサ科サギゴケ属
学名:Mazus pumilus
分布:日本各地、朝鮮・中国・東南アジア・インド
性状:一年草
草丈:5-25cm
花期:春~秋(3~11月)
日本各地の畑地、空地、庭、道端などに生育する一年草。秋に種子から発芽して越冬し、春から秋にかけて花を咲かせます。
根もとから数本の茎が出て直立し高さ5-25cmになります。茎には毛があり、匍匐枝は出しませんが、茎が直立せずに、地を這うようにしていることもあります。
茎の先に紅紫色の唇形花を数個咲かせます。小さな上唇は紫色をしており、3裂する大きな下唇は薄く紫色をおびた白色で、中央は隆起し黄色と赤褐色の斑紋があります。花の上唇の割れ目は目立ちません。花冠は長さ1センチくらい。雄しべ4本、萼は5裂し、果実は長さ3ミリほど。
葉は根ぎわから数枚出ます。葉は長楕円状へら形で、葉縁には鈍い鋸歯があります。下部の葉は対生し、上部は小さくて互生、短い葉柄があります。







仲間:サギゴケ、ムラサキサギゴケ、ウリクサ
花が似ている:ムラサキサギゴケ、ウリクサ、サギゴケ、カキドオシ(シソ科)
仲間のムラサキサギゴケは花冠が2センチくらいで大きく、花は紫色をしています。花の上唇の割れ目は大きくうさぎの耳のように目立つ。下のほうから茎を伸ばしながら花を咲かせていきます。