分類:ツユクサ科ムラサキツユクサ属
学名:Tradescantia fluminensis
和名の由来:葉がツユクサに似て、常緑であるから
別名:ノハカタカラクサ(野博多唐草、野博多柄草)
英名:Wandering Jew、Small-leaf spiderwort
原産地:南アメリカ(ブラジルからアルゼンチン北部)
性状:常緑の多年草
草丈:20~50センチ
花期:5~8月
暖地の山地の林縁など、やや湿った日陰に生える常緑の多年草です。南米原産で昭和初期に園芸品種として渡来した帰化植物。
茎は長く伸びて分枝し、地面を這うか先が斜めに立ち、地面に接する節々から枝や根を出しながら伸び広がり、長さは時には1メートルにもなります。草丈の立ち上がりは通常20~50センチです。
葉は無柄で互生し、葉身は卵状楕円形~楕円形で長さ3~5センチ、縁は波状です。長さ約1センチの葉鞘が茎を包んでいます。葉鞘の縁に沿って白毛が並び、葉身の縁にも白毛がありますが、葉面は無毛。
茎頂の葉腋から花柄を伸ばし、白色の花を数個咲かせます。
直径1.5センチ程の花は、緑色の3枚の萼片、白色の3枚の花弁、白色の花糸で黄色の葯がついた6本の雄しべ、中心に1本の雌しべで出来ています。雌しべは雄しべより短い。雄しべには白色の長い毛が密生しています。
萼片の外面に毛が散在しています。





↓下側の花は花びらと萼片が4枚あり珍しいです。

