分類:ユキノシタ科ユキノシタ属
学名:Saxifraga stolonifera
英名:beefsteak geranium
和名の由来:雪の下でも緑色の葉を維持しているとの意味
性状:常緑の多年草
草丈:
花期:晩春~初夏(5~7月)
本州、四国、九州に自生する常緑の多年草。湿り気の多い半日陰の場所に生育する。
葉は円腎形で、葉の表面は暗緑色地に葉脈に沿って白い斑が入ります。葉の裏面は紫色を帯びており、特に若葉では鮮やかな紫色です。葉にはうぶ毛が生えています。葉は天ぷらにして食べられるそうですが、あの毛深い葉っぱを食べるなんて・・・。
春先に地表面に多数の紫色の匍匐茎(ランナー)を出し、その先端に新しい個体を形成して繁殖します。5月から6月にかけ花茎を伸ばして多数の花を咲かせます。
花は5弁で下の2枚が白く大きく、上の3枚は薄紅色~白色で濃い赤紫色の点があります。基部に黄色い大き目の斑点があります。長い雄しべが目立ちます。雌しべの基部を取り巻くように黄色い蜜腺がある。





↓表面が赤みを帯びた葉もありました。(北鎌倉の浄智寺)

仲間:斑の入らない「アオユキノシタ」、山間の渓流には近縁種の「ダイモンジソウ」。