分類:ラン科ネジバナ属(スピランテス属)
学名:Spiranthes sinensis var. amoena
別名:モジズリ(綟摺)、ネジレバナ、ネジリソウ
性状:落葉多年草
草丈:10~40センチ
原産地:北海道から九州、樺太・千島・朝鮮・中国・ヒマラヤに分布する
花期:5~10月(5~7月、9~10月の2期ともいう)、果期:5~10月
↓陽あたりのよい芝生や草丈の低い草地に生える。
葉は数枚で地際と茎の下部から立ち上がり、長さ5~10センチ。やや厚めの柔らかい線形の葉で、先は尖り、基部は鞘状に茎を包む。根は肥厚し短く数本あり、茎を一本伸ばす。


↓花は5月頃から咲き始め、秋にも開花したものが見られる。花茎には螺旋状に列状にならび、子房は緑色で、茎に沿って上に伸び、その先端に真横に向かって5ミリ程の小さな花が咲く。右巻き、左巻き、巻かずにまっすぐ咲いているものがある。花の色は淡紅色であるが、濃いものから薄いものまで、多様であり、白花や緑色の個体もしばしば見られる。唇弁は白。 花後の夏は葉が枯れて休眠し、秋に新芽を出す。




参考:ネジバナ単独で鉢植え栽培をするのが難しく、他の植物の菌根に依存できるように共生させるのがよい。