分類:シソ科アキギリ属
学名:Salvia japonica
和名の由来:不明
性状:多年草
花期:7~11月
分布:山形県以西の本州、四国、九州、朝鮮・中国
↓野山や草地、道ばたに普通に生える多年草。 茎は細めで断面は四角、草丈は20~80センチ。 葉は対生し、長い柄がある。
↓3~7枚の小葉からなる奇数羽状複葉。葉は卵形ないし狭卵形で、葉縁に鋸歯がある。小葉は長さ2~5センチ。葉柄に毛がある。


↓茎は上部で枝分れし、花穂が一カ所から3本出る。
中央の花穂は長い。花穂の長さは10~30センチ。

↓花は6個前後が1つの節に付き、四角形の茎の3面だけに付く。淡い青紫色の唇形花を何段にも輪生し、下から上へと順に咲く。

萼から筒状の花弁が伸び、上側の先端から出ているものは雌しべであり、垂れ下がっている先端が黒いものは雄しべ(2本)である。萼の長さは5~6ミリ。花冠の長さは1~1.3センチ。花冠の外側には白い細かい毛がたくさん生えいる。


花弁が落ちた後に萼が残った。

参考:同時期に同じ紫色の花を咲かせるヤマハッカは単葉で、花柄を伸ばして咲く。
同属種に、アキギリ、ハルノタムラソウ(白色)、ナツノタムラソウ(濃紫色)などがある。
名前の似ているタムラソウはシソ科でなくキク科で、花も全く似ていない。