分類:ナス科ホオズキ属
学名:Physalis alkekengi var. franchetii
別名:ぬかづき(額づき)、ぬかずき、かがち(輝血)、あかがち(赤勝ち)
方言:ふうづき、ふづき、ほほづき
英名:Chinese lantern plant 、Ground cherry
原産地:東南アジア
性状:多年草
草丈:50~90センチ
花期:6~7月、果期:7~9月
↓日本には古い時代に渡来した。
お盆には、萼に包まれたホオズキの果実を、枝付きで盆棚に飾り、死者の提灯に見立てる習慣は今でも続いている。
東京では、江戸時代から続いている浅草の浅草寺(せんそうじ)の「ほおずき市」が有名。
長い地下茎により繁殖し、山野に自生している。茎は直立し草丈は50~90センチ。
葉腋から長い花柄を出し、淡い黄色を帯びた白色の花を下向きにつける。
花弁は5枚で、5角形の杯状。直径約1.5センチ。花びらには短毛がある。雄しべは短い。花びらの中心は、網目模様になっている。萼は短い筒状で先は5裂する。
花が終わると萼は大きくふくれて長さ4~6センチになり、液果を包む。


↓熟すと赤橙色になる。中の果実も赤く熟している。
液果は直径1~1.5センチの球形で赤く熟す。
近年まで、この実の中に詰まっている沢山の小さな種子を、楊子(ようじ)などで掻き出して皮だけにしたものを口に含み、吹き鳴らして遊んだが、廃れてしまった。


↓枯れて干乾びた果実。 ↓葉は卵状楕円形で、大きな鋸歯がある。

参考:根は漢方で鎮咳、利尿薬に使用。