分類:マメ科ハギ属
学名:Lespedeza patens(Lespedeza thunbergii var. obtusifolia)
別名:ダルマハギ、サミダレハギ
性状:落葉低木
分布:本州の日本海側の多雪地(山形、福島、北陸、長野北部)の崖地
花期:5~10月
茎は木質化して固くなるが、年々太くなって伸びるようなことはなく、地上部は一部を残して枯れ、根本から新しい芽が毎年出る。高さ2m程度。
葉は3出複葉で互生、楕円形で、基部は円形。
枝は直立するものや枝垂れるものなど多様。枝の先端から多数の花枝を出す。
野生種のハギの中では花が最も大きい。普通は枝に立毛がある。伏毛があるものは、タテヤマハギ(Lespedeza patens forma sericea)として区別される。
花は主に秋に咲くが、早いものは5月頃から咲き始めるので、サミダレハギ(五月雨萩)との別名もある。花はマメ科特有の蝶形花で、濃い紅紫色。
果実は種子を1つだけ含み、楕円形で扁平。

ハギの仲間
参考:日本には、ヤマハギ節植物は8種が野生している。
(
ヤマハギ、マルバハギ、クロバナキハギ、ツクシハギ、ビッチュウヤマハギ、ケハギ、キハギ、チョウセンキハギ)
他に栽培種として、
ミヤギノハギ、ニシキハギ、
シラハギ、
ソメワケハギなどがある。