分類:アオイ科フヨウ属(ハイビスカス属)
学名:Hibiscus moscheutos
別名:クサフヨウ(草芙蓉)、アメリカフヨウ(亜米利加芙蓉)
英名:Swamp rose mallow
原産地:北アメリカ原産で、昭和初期に渡来。
性状:耐寒性宿根多年草
草丈:1~2メートル
花径:15~25センチ
花期:夏(7~9月)
一日花であるが毎日大輪の花を開くので、公園や大きな庭園に栽培されている。耐寒性が強く、冬は地上部は枯れても根は残って越冬し、根株から春に芽が出る。
葉は互生し長さ5~20センチ。
上部の葉腋に大きな花を一つずつ咲かせる。
花には白色やピンク、赤色、覆輪などがあり、中心部は通常濃色。
花弁5、萼5裂、単体雄しべ、花柱5裂。
日本でアメリカフヨウと呼ばれているものは、原種を基本とし、モミジアオイ、ソコベニアオイなどを交配した園芸品種であると言われている。


↓花径15~25センチ。中心部は通常濃色。

↓苞葉は10個

↓中心部は通常、色が濃い。中心に黒く見えるのは虫。

↓花柱は5裂している。

↓葉の基部は心形

↓ピンク

参考1:同科同属の仲間にハイビスカス、
ムクゲ、
モミジアオイ、
フヨウがある。
参考2:[単体雄しべ]
全ての雄しべの花糸が合着しているもの。合着した花糸がつくる筒状部を花糸筒という。
花糸筒の中心部に雌しべの花柱が通っている。アオイ科やツバキ科に見られる。