更新:2007.12.23 作成:2006.08.28 16:52
分類:イネ科エノコログサ属
学名:Setaria faberi Herrm.
別名:秋の狗尾草、猫じゃらし
英名:Foxtail Grass
和名の由来:秋に咲くエノコログサ
(エノコロは子犬、子犬の尾に似ているから)
分布:日本各地、朝鮮半島、中国など
性状:一年草
草丈:50~100cm
花期:8~11月
日当たりのよい道端や空地などに生育している。エノコログサよりも全体的に大型。
花穂は長く5~12cmの円柱状で、先は湾曲して垂れる。花穂の外側に細長い毛(刺毛)が密生して付き、緑色のものが多い。
小穂は長さ約3mmで、基部にある鱗片状のもの(苞頴ほうえい)は短く、籾殻(護頴ごえい)が頭半分ほど露出する。
芒(のぎ)は長さ6~15mmで5~8個でる。小穂は粗くつく。花期はエノコログサよりやや遅く始まり、遅く終わる。
葉は緑色の広い線形で基部はしだいに細くなり、ねじれて表面が下を向く。長さ30~40センチで、表面にはまばらに毛がある。
↓花穂は長い円柱状で、先は湾曲して垂れる。

↓花茎が折れて、枯れたと思われる白い刺毛。

参考:近縁のエノコログサ(Setaria viridis)は花穂が短く3~8cmほどの円柱状で、ほとんど直立する。
小穂は長さ約2mmで籾殻は露出しない。つけ根に長さ6~8mmの芒(のぎ)を数個つける。葉は無毛。