分類:ツツジ科シラタマノキ属(またはゴーテリア属)
学名:Gaultheria procumbens
別名:チェッカーベリー、ゴーテリア、トウリョクジュ(冬緑樹)、オオミコウジ
英名:Checkerberry、Wintergreen
性状:常緑小低木
樹高:10~15cm
原産地:アメリカ東北部
花期:6~8月、果期:9~2月
明るい半日陰と湿り気のある酸性土を好み、耐寒性はあるが夏の暑さには弱い。
細い茎が叢生し、地表を水平に伸びて、先端の芽から子株を作り、横に広がる。
葉は互生し、光沢のある濃緑色~暗緑色で楕円形をしており革質、秋から冬にかけて赤みを帯び紅葉する。
夏には葉腋に淡い桃色を帯びた白色の花を下向きに咲かせる。
葉と果実には、サリチル酸メチルが含まれ湿布薬のようなサロメチールの香りがする。

←花はアセビやドウダンツツジ、スズランに似た釣鐘形、大きさは7~8mm。先端は浅く5裂する。
↓秋には、肥大した萼が花をおおって肉質の果実を形成する。果実は先のくぼんだ球形の液果で、直径は10数mm、鮮やかな艶のある赤色になり、翌年の晩春まで残る。

参考:果実の数の多い順、あるいは樹高の高い順に万両→一両になったという。
千両はセンリョウ科、万両・百両(カラタチバナ)・十両(ヤブコウジ)はヤブコウジ科。
一両は2種類あり、アカネ科のアリドオシとツツジ科のヒメコウジ。