秋、神代植物公園の飛び地にある広場、キンモクセイの隣にグミにそっくりな真っ赤な実がなっていました。
何だろう?葉を見るとグミとは思えません・・・美味しそうですが、絶対にグミではないなぁ。
ハナミズキの葉に似ているような・・・帰ってから調べよう。。。
分類:ミズキ科サンシュユ属
学名:Cornus officinalis
和名の由来:中国名「山茱萸」をそのまま音読みした
英名:Japanese cornel
別名:アキサンゴ(秋珊瑚)、ハルコガネバナ(春黄金花)、野春桂
性状:耐寒性落葉広葉小高木
樹高:6~7メートル
原産:中国、朝鮮半島
花期:3~4月、果期:秋(10~12月)
わが国へは江戸時代の中期(18世紀前半)に薬用植物として渡来した。よく枝分かれして茂り、樹高は六メートル強になります。
マンサクやレンギョウと並んで、黄色の花を着ける春の花木の代表格。
”茱萸”はグミのことで、秋にはグミのような 実がなります。
秋には、グミ(茱萸)のような長さ1~2センチの楕円形の果実が真っ赤に熟します。
秋珊瑚という別名は、この実の色に由来します。熟果は酸味があるが食べられ、薬用として滋養強壮に使われた。
↓鈴なりの熟果(12月)

↓グミ(茱萸)のようです(10月)

↓秋珊瑚という別名は、この実の色に由来します

↓丸い花芽の冬芽

↓花は葉が開く前の早春、枝先に黄色い小花を20~30個集合して放射状に咲かせる。
それら全体を包むように4枚の苞葉がある。苞片は黄褐色でそれほど大きくなく、小花梗が苞片より明らかに長い。
ヤマボウシのように花弁のようにみえることはありません。
花は4弁花で、花弁は外側に反り返って咲き、ひとつの花径は約3ミリと小さく、散形花序径は約15ミリ。
4個の雄しべが突き出している。樹皮は灰褐色で、不規則にひび割れ、薄くはがれ落ちる。
↓蕾が膨らんできた(2月)

↓樹皮は灰褐色で、不規則にひび割れ(3月)

↓小花を20~30個集合して放射状に咲かせる(3月)

↓花は4弁花で、花弁は外側に反り返って咲く

↓葉は対生していて、長さ約10センチくらいの卵状楕円形で、中脈に対して丸みをもった側脈が6~7対あり、
ミズキ科に共通しています。裏の葉脈の腋に褐色の毛が密に生えている。
秋~初冬には紅葉する。
↓葉は対生し、長さ約10センチくらいの卵状楕円形(10月)

↓裏の葉脈の腋に褐色の毛が密に生えている。
