今日は2月3日、節分ですが、千葉は何年かぶりの大雪です。
昨夜から降り続き、夜になって、ようやく止んだようです。
そこで、雪割草を採り上げてみました^^
写真は、数年前の2~4月に撮ったものです。
分類:キンポウゲ科ミスミソウ属
学名:Hepatica nobilis var. japonica
和名の由来:葉の形が3裂し先が尖っていることに由来する
別名:雪割草(普通、花が咲く頃には雪はありません)
ちなみに、和名のユキワリソウはサクラソウ科サクラソウ属のプリムア・モデスタ(Primula modesta、日本原産) です。
分布:本州中部地方以西、四国、九州北部
性状:常緑多年草
草丈:10~15㎝ほど
花期:春(2~4月)
↓ミスミソウの変種にスハマソウやケスハマソウなどがあるが、分類上、まとめてミスミソウとすることが多い。
山地の落葉雑木林の日陰に自生し、根茎は長い。
葉は3中裂し三つ葉のような形で、緑色の厚みがあるが形に変化が多い。長い柄がある。
花後に新しい葉が根出し、冬越えをした昨年の古い葉は枯れます。夏の間に株は養分を蓄えて生長、秋には翌年の花芽をつくり終え、枯れ葉の下で越冬する。右の写真の葉には斑がある。


↓早春に花茎を伸ばし、その先端に直径2センチほどの花を一個付ける。 花色は白が普通ですが、桃、淡青、緑、淡紫、紫などもあります。一重咲が一般的ですが八重咲きから千重咲まで様々な花形のものがあります。





↓花の後、花弁状の萼が落ち、子房が膨らんでくる。

↓花弁のように見えるのは萼片で6~9枚あり、細いものや幅広いものがありますが、花被はありません。
花びらのように見える萼片のすぐ下には、萼片のように見える”茎葉”が3個ついています。
中心の黄緑色の子房に、雌しべがたくさんついています。周りに雄しべが多数。

↓白花と赤花


参考:園芸品種・変種
オオミスミソウ(大三角草) 新潟県を中心に秋田以南の日本海側に自生しており、花の変異が最も大きい。
スハマソウ(州浜草) 本州の岩手県以南に自生しています。葉先が丸まっていて州浜の渚のような形をしていることに由来している。
ケスハマソウ(毛州浜草) 中部以西と四国に自生しています。花茎などに白毛が多いことによる。