分類:キンポウゲ科キバナセツブンソウ属
学名:Eranthis cilicica
和名の由来:春に芽を出し節分の頃に咲く黄色の花
別名:ヨウシュセツブンソウ、セイヨウセツブンソウ
仲間:
セツブンソウ(絶滅危惧Ⅱ類VU)
性状:球根性多年草、有毒
草丈:5~10センチ
花期:2~4月
原産:アジア南西部
分布:ヨーロッパ、アジアの温帯
↓種から芽が出て3年目で開花します。
草丈は5~10㎝で、花の直径が2cm程度の小さな植物ですが輝くような黄色です。フクジュソウ(福寿草)のような感じですね。
地下茎が横に伸びる軸が連なり、年々新しい部分をつくって伸長します。芽生えの子葉は2枚です。
花は茎の先に1個つき、無柄の総苞葉があります。
花弁のような筒状の萼片が6枚あり、本来の花弁は退化して黄色い小さな蜜腺となり、先は2唇形になることが多く、目立ちません。
萼片には縦に筋がたくさんあります。
雄しべは多数、雌しべは2~5個で短柄があります。
初夏(6月)の頃には地上部は消え、地下の球根で翌春まで越冬します。
根出葉には5~10cmの柄があり、葉は3全裂し、さらに2~3裂する。
花茎の上部につく総苞葉は、細かく切れ込んで掌状に茎を取り囲むような状態になります。葉はやや厚く表面には光沢があります。


↓果実は「袋果」で、長さは1cmくらい。熟して先が割れると中には数個ずつの褐色の種子が入っています。
↓参考:セツブンソウの果実です。

仲間:セツブンソウ 日本原産で、花弁状の萼片が5枚、藤色を帯びた白色で、葯は淡い紫色。(絶滅危惧Ⅱ類VU)
シナノセツブンソウ 萼辺が10枚以上あり花弁が白色でやや大きい。
オオバナキバナセツブンソウ キバナセツブンソウよりも大きい。