先日の雪模様から一転して、中国・シベリア方面から冷たい季節風が吹き、
西高東低の気圧配置で快晴になってくれました^^
気温は昼間でも最高5度にしかならないそうです。
寒いですね~
カンアオイとタマノカンアオイの区別が私的には判然としませんが・・・
植物園の名札にはカンアオイと書かれていました。
分類:ウマノスズクサ科カンアオイ属
学名:Asarum nipponicum
別名:カントウカンアオイ(関東寒葵)
和名の由来:葉がアオイ(葵)に似て、冬でも枯れないことから。
↓カンアオイは別名がカントウカンアオイのことであるが、広義にはカンアオイ属の総称としても呼ばれることがある。
関東地方の山地や丘陵の林内に成育する。
茎は地表、あるいは浅く地中を横に這うが、伸びは非常に遅い。根は太くて真っ直ぐなものを少数もつ。

↓花は枯葉に埋まるようにして短い柄の先に一つずつ付く。花は枯れずに長く残る傾向があります。


↓花弁はなく花弁に見えるのは萼で、口輪が白く、先端は三裂しやや反り返る。花は直径約2㎝。花色は暗紫色~淡緑褐色。


↓萼筒は直径より長さの方が長い円筒形で、長さ約1㎝。萼片の長さは萼筒と同じくらいで無毛。
萼筒内部の網目の隆起線は少なく、縦12個、横4個程度。


↓雄しべ12本、雌しべ6本が基本。


↓葉は根生し、葉は卵形~広卵形で、基部は心形で両側は耳状に突出する。。葉柄は長く、紫色を帯びる。
さまざまな模様の斑が入ることが多い。

参考1:萼筒内部の網目の隆起線は、スズカカンアオイは縦10個、横3個程度。
イワタカンアオイは縦30個、横10個程度、ヒメカンアオイは縦20個、横6個程度。
カンアオイと同様に網目の少ないスズカカンアオイの萼裂片は萼筒よりかなり長く、長三角形である。
参考2:従来は形態や分布の違いで世界中の種類を、5つの属(フタバアオイ属、ウスバサイシン属、オドリコサイシン属、カンアオイ属、アメリカカンアオイ属)に分けていたが、現在はAsarum 属に統合された。従来のカンアオイ属(Heterotropa属)はカンアオイ属(Asarum属)カンアオイ節(Heterotropa節)になります。