葛西臨海公園・鳥類園の石垣に植栽されていました。
50センチほどに低く刈り込まれていたので、枝垂れた様子が見られなくて残念!
梅の花に似ていて黄色だから黄梅と呼ばれるそうですが、
どこが梅の花に似ているのか、はなはだ疑問に感じました。
梅の花とは似ても似つかない花でね。
枝が似ているとか、梅の咲く時期に咲く黄色の花というのであれば、少しはわかりますが・・・
分類:モクセイ科 オウバイ属(ソケイ属)落葉小低木
学名:Jasminum nudiflorum
和名の由来:梅の花が咲く早春のころ、黄色の花が咲くので、梅になぞらえて。
別名:ゲイシュンカ(迎春花・・中国名)、金梅
英名:winter jasmin
原産:中国大陸北部。江戸時代の初期に渡来。
性状:夏緑落葉半つる性小低木
樹高:4~5m(庭木通常1~1.5m)
花期:2~3月、
果期:通常は結実しない。
仲間:
ウンナンオウバイ
花言葉:希望、ひかえめな美
↓和名は黄梅ですが、梅の仲間ではなく、ジャスミンの仲間です。
枝はよく分枝し、半蔓状に伸びて垂れ、細長く長さ60~180cmになり、弓状に弧を描いて下垂する。
枝ぶりや、枝垂れた枝に咲く感じは、遠目には、
レンギョウに似ているかなぁ・・・花そのものは違いますけど^^
長く伸びた枝は先が地面につくと発根する。
冬の終わり頃から花をさかせはじめ、葉より先に前年枝の葉腋に、花径2㎝ほどの黄花を咲かせる。

↓花は非常に多く枝に単生し、花冠は筒状で花径2~2.5cm程度、先は通常6裂して平開しますが5裂の花もある。
中央に長く伸びているのは雌しべで1本、花筒のなかに雄しべが2本ある。
ジャスミンの仲間ですが香りはない。一重と八重のものがある。



↓若い枝は緑色で4稜があり四角形で、無毛。枝を折るとショウガの香りがする。

↓葉は対生し、有柄で、3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)。
小葉は長さ2~3cmの長楕円形で、先が尖り、濃緑色です。葉の裏面はやや白みを帯びる。

参考:俗称が「黄梅」と名付けられた、バラ科サクラ属ウメ亜属の野梅系の梅の木があります。
花弁は小さく退化し、花弁にくらべて雄しべが長く、香りが強いそうです。
鎌倉・瑞泉寺の本堂前の鎌倉市指定天然記念物の老木がよく知られています。