だいぶ暖かくなってきましたね。
河津桜の便りもあちらこちらから聞こえてきます。
キバナカタクリは日本では完全に園芸用の花です。
在来のカタクリのようなしっとり落着いた趣はありません。
分類:ユリ科 カタクリ属
学名:Erythronium pagoda (またはErythronium tuolumnense cv. Pagoda または Erythronium grandiflorum)
別名:西洋カタクリ、ヨウシュカタクリ
英名:adder'stongue
原産:アメリカ合衆国、カナダ南部の亜高山帯
性状:多年草(球根)
草丈:15~25cm
花期:3~4月
仲間:
カタクリ、
シロバナカタクリ
↓原産地では野草ですが、園芸用として国内に入ってきました。
球根(鱗茎)からは2枚の葉を出し、花茎の先端に1~3個ほどの濃黄色の花が下向きに咲きます。
日本原産のカタクリよりも10日ほど遅れて咲き、葉も花も大柄で、艶々していてカタクリより華やかな印象です。

↓カタクリの花は一見、6枚の花弁に見えるが、外側の3枚が萼片に相当し、内側の3枚が花弁に相当する。花径は約4~6cm。


↓この6枚の花被片の内側には、Wのような山形の模様がある。
雌しべは雄しべよりも伸びて飛び出し、柱頭の先は3つに分かれている。
雄しべは花被片の基部に付いていて6本で、通常は3本が長く、別の3本は短い。
葯は花弁の色と同じで黄色。


