更新:2008.05.23 作成:2008.03.25
分類:アカネ科 ハナヤエムグラ属
学名:Sherardia arvensis
別名:アカバナムグラ、アカバナヤエムグラ
和名の由来:花が目立つヤエムグラの意味
同科異属の仲間:
ヤエムグラ
原産:ヨーロッパ、北アフリカ、南西アジア
分布:北海道、宮城県以西の本州(関東、東海など)、四国
性状:越年性一年草
草丈:30~60cm
花期:4~9月
↓1961年に千葉県習志野市で初めて観察されたという帰化植物。正確な渡来時期は不明。
ヤエムグラ属と近縁のハナヤエムグラ属の唯一の種といわれる。
埋立地や道端、荒地、芝生などに生育する。
茎は基部で多数枝分かれして地上を這い、枝先が立ち上がって直立し、群生する。

↓枝先に8枚の小さな尖った苞葉の間から花序をだし、花を数個咲かせる。
咲きはじめはほぼ白色で、やがて淡紫色~淡紅色になる。花柄がほとんどなく総苞片に包まれて咲く。

↓花は直径3~5mmの筒状で先が4裂し、雌しべの花柱は2個で花から突き出て、雄しべは4本。

↓茎の断面は四角形で角が稜になっており、最初は無毛に近く、生長するにしたがって下向きの棘状の毛が多くなる。
下部の芽生えたばかりの葉は卵形で4枚輪生し、生長するにしたがって葉は細くなり、広い線形で先端が尖り、長さ15mmほどで、4~7枚輪生する。葉の表面と縁には粗毛があり、裏面には中脈上に粗毛がある。
