庭に苔のような細い葉が地に這っていた
良く見ると、花のような蕾のようなものが茎の先に一個ずついている
掻き分けてみると、根元から分枝した数株が点在している
種子が風に乗って飛んできたのか、野鳥の糞に入っていたのか
それとも購入した土や鉢植えに混じっていたのか
分類:キク科マメカミツレ属
学名:Cotula australis
和名の由来:ハーブのカミツレ(カモミール)を小さくした外観なので豆カミツレ
原産:オーストラリア
性状:一年草
草丈:5~25cm
花期:3~12月
↓オーストラリア原産で1900年代半ばに帰化が確認された。暖地の市街地の道端や空地に生える。
花は春に目立つが、12月ころまで見られる。 茎は細く、地上を這い、上部は斜めに上へ伸びる。

↓頭花は5~10cmの長い柄の先に緑黄色~黄白色で直径が約4~5mmの小さな花を一個つける。
舌状花がないので、開花しても蕾のように見える。

↓両性の筒状花が中心に多数あり、花冠の先は4裂する。筒状花の周りに花冠のない雌しべのみの雌花が並ぶ。

↓頭状花序の周りには総苞片が一列に並んでいる。成熟すると種は茶色くなり、楕円形の偏平状。

↓葉は互生し、2~3回羽状に深裂~全裂し、最終裂片の幅は1mmほどの狭い線形となる。<左:表面、右:裏面>

↓長い軟毛がある。<左:表面、右:裏面>
