分類:アブラナ科 マメグンバイナズナ属
学名:Lepidium virginicum
和名の由来:グンバイナズナの果実より少し小さい果実をつける
別名:コウベナズナ(神戸なずな)
英名:Wild pepper-grass
原産:北アメリカから明治の中頃渡来して帰化
分布:北海道~九州
性状:越年生一年草
草丈:20~50センチ
花期:5~6月、10~11月
仲間:同属→キレハマメグンバイナズナ、ウロコナズナ、異属→グンバイナズナ、
ナズナ
↓初めて神戸で発見され、道端や草地、荒れ地などに普通に生える。秋に芽を出し、根生葉が地面に這うように広がって越冬する。
根生葉は、長い葉柄があり倒卵形~へら形で、羽状に深裂して先端が最も大きい。普通花期には枯れる。
春に茎が直立し、上部で多数分枝し、それぞれの枝先に穂状の総状花序を伸ばす。



↓花軸に柄のある花を密に多数つけ、下から上に咲きあがる。


↓お椀状の萼が4枚あり、その間から4枚のしゃもじ状の花弁が伸びている。花は直径3mmほどで、緑白色。雄しべは2本。ナズナより花が多い。


↓びっしりとついた果実は扁平な円形の軍配状で先端が少し凹み、直径(長さ)約3mm。軍配より丸味がある。熟すと茶褐色になる。グンバイナズナの果実は、軍配に似て少し細長い。


↓茎葉はほぼ無柄で互生し、細長い倒卵形~へら形。葉の先端は鋭頭で、基部はくさび形。
葉縁は茎の下部では不規則な鋸歯があり、上部では鋸歯が少ないか全縁。葉身は根生葉も茎葉も濃い緑色で光沢がある。

