分類:キク科 ムカシヨモギ属
学名:Erigeron philadelphicus
和名の由来:春に咲く紫苑(しおん)
別名:ハルシオン、貧乏草、[ハルジョオン(春女苑)は誤り]
仲間:
ヒメジョオン、ヘラバヒメジョオン。
ヒメジョオンとの比較 原産:北アメリカ原産で、観賞用として大正時代に渡来し帰化
分布:北海道~九州・・・侵略的外来種ワースト100
性状:宿根生多年草
草丈:30~80cm
花期:4~6月
↓道端、空き地、荒地、草原などで普通に生育している。
茎はあまり枝分かれせずに伸び、先の方で何回か枝分かれして、頭状花序をつける。
蕾のときは花序が萎れたようにうな垂れ、花が咲いている時には真上を向いている。
繁殖は根から芽を出して殖えるが、種子でも繁殖する。


↓蕾は開花が近づくと淡い紅色になる。

↓花は周辺の花弁を持った舌状花と中心部の黄色い筒状花からなっている。
舌状花はわずかに淡紅色を帯びるものが多いが、白色もある。
舌状花が糸のように細く、ヒメジョオンより本数も多く、モジャモジャと絡まっているような雰囲気がする。花は直径20~25mmほど。




↓根元にはへら型の根生葉があり、花の時期にも残ることが多い。
茎と根生葉、茎葉は黄緑色で、全体に粗い毛があり、縁には粗い鋸歯がある。

↓茎葉は互生し、細長い披針形で粗い鋸歯があり、基部は茎を抱く。茎は花の近く以外は空洞になっている。
