分類:キク科 ムカシヨモギ属
学名:Erigeron annuus
和名の由来:姫紫苑(ヒメシオン)は既に別にあったので、姫紫苑の漢名「女菀(じょえん)」に姫を被せて姫女苑とした。姫女苑の花(径20mm)のほうが姫紫苑の花(径10mm)より大きい。
別名:ヤナギバヒメギク(柳葉姫菊)、テツドウグサ(鉄道草)
原産:北アメリカ原産で、明治初期に渡来し帰化
分布:北海道~九州・・・
侵略的外来種ワースト100
性状:越年性一年草
草丈:50~130cm
花期:6~10月
仲間:
ハルジオン、ヘラバヒメジョオン。
ハルジオンとの比較
↓道端、空き地、荒地、草原などで普通に生育している。
秋に種子から芽生えてロゼットを形成し、そのまま越冬して翌年の初夏から夏に花茎を伸ばす。茎はあまり枝分かれせずに伸び、先の方で何回か枝分かれして、頭状花序をつける。蕾のときにも花序は真上を向いていることが多い。秋に種子を散布して繁殖する。


↓花は周辺の花弁を持った舌状花と中心部の黄色い筒状花からなっている。
舌状花は白色またはわずかに淡紫色を帯びる。
舌状花がハルジオンより平たいへら状で、本数が少なく整然と並んでいる。花は直径20mm程度。花弁は夜間には閉じてしまう。
花弁がしおれ始めると、冠毛のある種子はバラバラになって落下し、秋には発芽する。

↓根元には葉柄のあるさじ型の根生葉があるが、茎が高く伸び花が咲くころには根生葉は残っていない。
茎と根生葉、茎葉は黄緑色で、全体に粗い毛があり、縁には粗い鋸歯がある。茎には髄が詰まっている。


↓茎葉は互生し、細長い披針形で粗い鋸歯があり、基部は茎を抱かない。
