分類:マメ科 シャジクソウ属
学名:Trifolium dubium
和名の由来:全体が詰草に似て、小花が米粒に似て小さい
別名:キバナツメクサ(黄花詰草)、コゴメツメクサ(小米詰草)
英名:suckling clover
原産:ヨーロッパ、西アジアで明治後期に渡来
分布:日本全土
性状:一年草
草丈:5~10cm、条件がよければ15~30cm
花期:4~7月
似ている仲間:コメツブウマゴヤシ 、コウマゴヤシ (共にウマゴヤシ属)、クスダマツメクサ(シャジクソウ属)
↓荒地や道端に普通に生えているが、茎はよく分枝し地表に広がって、雑草としてよく群生している。
小さいので見逃しているが、早春に芽生え、春から夏にかけて一面にびっしりと黄色い花を咲かせるところもある。

↓花は淡黄色で、長さが3~4mmの小さな蝶形花が5~20個密生して球状に咲く。球状花序の径は約10mm。

↓受粉すると、花弁は淡褐色になり枯れた後も落ちずに果実を包んで垂れ下がり、果実が剥き出しにはならない。果実はこのまま成熟する。

↓5つの萼裂片の長さが不揃い。托葉は下半部で葉柄の基部と合着している。

↓葉はシロツメクサと同じく3枚の小葉からなる複葉で、楕円形か倒卵形で先端側に浅い鋸歯があり、小葉の先が軽くくぼむ。

↓葉柄は長さ2~7mm。葉は殆ど無毛であるが、葉縁などに粗く毛があることもある。茎や花茎にも粗い毛がある。
