分類:キク科 ヨモギギク属
学名:Tanacetum vulgare
別名:タンジー、ヨモギグサ(蓬草)
英名:Tansy、Golden buttons
和名の由来:ヨモギの葉に似たキク
原産:ヨーロッパ北部、シベリア~中国、朝鮮半島
性状:宿根生多年草・・・有毒
草丈:50~150cm
花期:7~10月
仲間:エゾヨモギギク(蝦夷蓬菊)・・北海道に自生
↓ヨーロッパでは、昔からハーブとして調味料に使用された。
現在では有毒のため、防腐剤、駆虫剤、芳香剤あるいは染料として利用されている。日本には明治時代初期に渡来した。
茎は丈夫で、表面は滑らかで直立し、細かい切れ込みのある葉は、ヨモギの葉のようにも、シダの葉のようにも見える。ヨモギの葉はもっと幅広い。全草に樟脳に似た芳香があり、地下茎で繁殖しどんどん広がってしまう。
茎の先端近くで枝分かれして放射状に密集した頭状花を多数つける。

↓ボタンのような一つひとつの頭状花は直径1cm程度の丸くて扁平な黄色で、舌状花はなく、筒状花だけである。

↓葉は互生し、緑色の羽状複葉で、羽状の裂片が7~8組ほどに分かれる。一組の裂片は、さらに小さな鋸歯のある裂片に分かれる。長さは10~15cm程度。
