分類:トウダイグサ科 ニシキソウ属
学名:Chamaesyce maculata;
(異名;トウダイグサ属 Euphorbia maculata ; E. supina )
和名の由来:ニシキソウ(錦草:茎が赤く、葉が緑色)に似て葉が小さい
原産:北アメリカ、明治時代に渡来した
分布:北海道、本州、四国、九州
性状:一年草
草丈:茎長10~30cm
花期:6~10月
↓野原、道端、畑、庭などにごく普通に生える。種子で繁殖。
茎は根もとで分枝し、さらに枝分かれしながら地面を這い四方八方に広がる。まれに節から根を出すことがあるが、普通は出ない。茎は赤褐色を帯び、縮れた白い毛が密生している。茎を切ると白い乳汁がでる。

↓枝上部の葉の腋に淡い紅紫色の杯状花序をつける。花の直径は約1mmと小さいので目立たない。その小さな花から密を出し、アリが花粉を運ぶ。子房・果実は上から見ると角の丸い三角形状で全面に短い伏毛が密生する。

↓葉は対生し、長さ5~10mmの長楕円形で、基部は左右が非常に不揃い。表面は無毛で、中央に暗い赤紫色の細長い斑紋が目立つ(画像の葉は斑紋が目立たず、若い葉には斑紋がない)。裏面には長い毛が散在する。葉縁にはまばらで低い鋸歯がある。
よく似ているニシキソウは茎が赤みを帯び、葉の斑紋は目立たない。果実には毛がない。
