分類:ナス科 バンマツリ属
学名:Brunfelsia australis
和名の由来:花がジャスミン(茉莉)に似た匂いがあり、蕃(外国)から到来したから
園芸流通別名:バンマツリ、ブルンフェルシア
原産:熱帯南アメリカ(ブラジル、アルゼンチンなど)。明治末期に渡来。
性状:半耐寒性常緑低木
樹高:2~3m
花期:4~9月
英名:morning-moon-and-night 、yesterday-today-and-tomorrow 、Kiss-me-quick
仲間:バンマツリ(B. uniflora 花径3cm)、アメリカバンマツリ(B. americana 黄花)、オオバンマツリ(B. calycina 花径5cm)、 B. latifolia(花径2cm)など40種以上。
↓熱帯アメリカ原産で、明治末期に鑑賞用として渡来した。
花は春から秋にかけて次々に咲く。花が終わったかに見えるが、しばらくするとまた裂き始め、何度も繰り返す。はじめは淡紫色だが、徐々に退色し2~3日後にはすっかり白くなる。淡紫色の花と白色の花が一本の木に混在して咲くことになる。白くなった花は、やがて落花する。夕方から夜間に強い芳香を発するが昼間はあまり香らない。バンマツリ属の仲間の中ではもっとも香りが強い。

↓花は漏斗形で基部がつながっていて、花冠は5裂し、直径4cm前後。シベが見えている開口部の白い縁は、外側に向かってぼやけている。しばしば混同されるバンマツリ(B. unfilora)は、この開口部の縁が少し隆起しくっきりしている。
バンマツリ参考画像→
「花夢」名古屋市立東山植物園・温室の花( http://g-kamu.com/htm/banmaturi.htm )

↓花の側面と、つぼみと、萼

↓葉は緑色で互生し、広楕円形または倒卵形で、長さ5~10cm、先端は尖る。葉裏は白っぽい。同じ枝に形も大きさもばらばらな葉がつく。枝は密生する。
