分類:ナス科クコ属
学名:Lycium chinense
和名の由来:漢名「枸杞」のクコを音読みしたもの。
別名:地方ではキホウズキ、カラスナンバンとも呼ばれる。
性状:夏緑落葉低木(双子葉植物合弁花)
樹高:1~3メートル
花期:夏から秋
ある程度湿り気のある水辺の砂地を好み、河原や川の土手に多くみられる。
茎は根元から多数に分岐し束生、枝は細く弓状に曲がり垂れ下がり、全体に無毛。しばしば葉のわきにトゲができる。
垂直方向以外に地上にも匍匐茎を伸ばし、同様の株を次々と作って繁茂する。
夏から秋にかけて、葉腋に淡い紫色の5裂した花(径1センチ弱)が咲く。
葉は楕円形で短枝上に集まって付き互生、長さ2~4センチ、柔らかく無毛。
若葉のときはクコ飯やあえものとして食用にする。枸杞茶は延寿の効があるという。





↓果実は卵形で長さ約1センチ、秋に赤く熟し、枸杞酒に用い強壮の効があるという。


↓しばしば葉のわきに、枝の変化した長さ1~2センチのトゲができる。
