分類:キク科アキノキリンソウ属
学名:Solidago virgaurea var.asiatica
別名:アワダチソウ(泡立草)
性状:多年草
草丈:20~80cm
花期:晩夏~秋
水辺や低地から山地まで変化に順応して生育する多年草。茎は分岐せず単独で立つ。
花茎は上部でよく分岐する。茎は丸く、下部には毛がないが、上部にいくにつれて短い毛が密生する。
上部のほうに黄色の小さな花をたくさんつけ、勢いのよい株では花全体が穂状のようになる。
花は舌状花で直径は1センチ、外側は一列に並び黄色の雌花で、中心は両生の筒状花になっている。
花の下の部分は筒状になっている総苞で、黄緑色をしている。総苞片は4列に並び外側になるほど小さくなる。
花が終わると種子の付いた冠毛が開き、風に飛ばされ散っていく。
根生葉には長い葉柄があり、上部の葉には柄が無く、被針形で下部及び中部の葉柄には翼が付く。
茎や葉柄及び花軸はやや紫色を帯びる。花期の頃は根生葉はない。
下部の葉は卵形、上部の葉は披針形で互生し、長さ4~9センチ、幅1.5~5センチ。葉縁に鋸歯がある。


参考:本種と同属の帰化植物にセイタカアワダチソウがある。
草丈が1.5メートルにもなるセイタカアワダチソウの方は嫌われ者のレッテルが貼られる事が多い。
生薬名:一枝黄花といい全草を健胃、利尿薬とする。