分類:ナデシコ科ナデシコ属
学名:Dianthus superbus var. longicalycinus
別名:ナデシコ(撫子)、ヤマトナデシコ(大和撫子)
性状:多年草
草丈:30~80センチ
花期:6~11月
撫子とは撫でたくなるほど愛らしい子という意味である。
本州・四国・九州に生育する高さ30~80センチの多年草。
6月頃から秋にかけて可憐な花をさかせ、秋の七草の一つである。
単に「なでしこ」と呼ぶとこの種を指す。やや痩せた場所で日当たりのよい草原、河原などに生える。
葉は対生し、3~8センチほどの細長い線形で付け根は茎を抱き込んでいる。
その基部は相接して茎を抱き関節を形成する。
葉の一方だけに芽を出す。茎は叢生し、少し粉をふいたように白っぽい。
近似種にエゾカワラナデシコ、タカネナデシコがある。


↓茎の上部で枝分かれして、先に直径約4センチの淡紅紫色の花がまばらにつく。
萼筒は細長く2~3センチ、花弁は5枚あり、先がヒラヒラト細かく糸状に切れ込んでいる。花の中央辺りの部分には毛が生えている。


