分類:ノボタン科ティボウキナ属(またはシコンノボタン属)
学名:Tibouchina urvilleana
和名の由来:花の色が紫紺で花や葉の形状がノボタンによく似た植物だから
別名:スパイダーフラワー(雄しべと葯がクモの足のようなので)
性状:常緑半低木(半耐寒性)
樹高:原産地5メートル
花期:夏(5~6月)、秋(10~11月)
原産:中南米(主にブラジル東南部)
熱帯性の花木で現地では5メートルにもなる常緑半低木(半耐寒性)。
本来は常緑だが日本(特に本州)では冬に落葉することが多い。
高さが30センチ~2メートルになり、枝先に花を付ける。
葉は対生(茎を挟んで向かい合って付く)で長さ3~6センチの楕円形、交互に90度向きをかえて対生の葉が付いている。
参考:シコンノボタンは「ノボタン」の名前で誤って呼ばれることもあるが、本当のノボタンはノボタン科ノボタン属(メラストマ属)の沖縄を含むアジア原産の植物で、同じ科でも属が違う。ノボタンはシベの一部の色が黄色だが、シコンノボタンは紫色。
↓花は五弁で少し重なり、濃い紫紺色で、花径約6~10センチの大輪花。
雄しべは紫色で、蜘蛛の足のようにくねくねと長く飛び出している。
一日花だが、花つきがよく、毎日多くの花を次々と咲かせる。
花期は夏と秋だが、温度さえあれば冬でも僅かづつ咲き続ける。
↓深緑色の葉は厚く、主脈が目立ち、全体にビロード状の短い毛が生えている。
葉縁に鋸歯はない。
