分類:ウコギ科ハリギリ属 山地に生える
学名:kalopanax pictus nakai / Kalopanax septemlobus
和名の由来:葉の形がキリ(桐)に似ていて、枝に針のように鋭い刺があることから
別名:センノキ、ヤマギリ、テングウチワ
性状:落葉広葉高木
樹高:20~30メートル
分布:日本、朝鮮半島、中国
花期:夏(7~8月)
樹木は高さ20~30メートル、太さは直径1メートルにもなる。。
樹皮は厚く、暗褐色~暗灰色で松の樹皮ように深い縦の割れ目がある。
若木の樹皮は灰白色。
枝や若い幹に鋭く厚く平たい刺があるが、老木になると目立たなくなり、瘤になる。
冬芽は大形、円錐形で先端は尖り紫褐色で多くの芽鱗で覆われる。側芽は小形。
葉痕は大形の半月形。
若芽はタラノメに似ており、食用になる。
葉は枝先に集まって互生し、葉柄は長い。葉身はほぼ円形で、掌状に5~9裂し、裂片の先は尾状にとがる。長さ10~30センチと大きく、天狗の団扇のような形をしている。縁には細かい鋸歯がある。
7月頃、枝先に黄緑色の5弁の小花がヤツデの花のような球状に集まったものが傘状につき、10月には藍色~黒色に熟した球形の果実をつける。
木目が粗で加工しやすく、内装材、家具材、器具材などに用いられる。
