分類：キンポウゲ科ヘレボラス属
学名：Helleborus niger
別名：雪起こし

性状：常緑宿根性多年草(耐寒性)、有毒
原産地：ヨーロッパ、地中海沿岸、西アジアに約２０種が分布
花期：春(１２～５月)
花言葉：慰め

学名をヘレボラス(Helleborus)といい、イギリスではヘレボラスの名前が一般的。
ヨーロッパでは１２月に咲くヘレボラス・ニゲル(学名：Helleborus niger)をクリスマスローズという。
日本ではヘレボラス属全部をクリスマスローズと呼ぶのが普通です。
現在、日本でクリスマスローズとして流通しているものは、その大半がヘレボラス・オリエンタリス系の園芸種で、欧米ではレンテンローズと呼ばれているものです。
レンテンローズは、葉は鳥足状に深裂しています。葉柄は長く伸び、花柄は葉より短く、花は径６センチほどで、３～４花、やや下向きに咲きます。
基本色は始めやや褐色を帯びたクリーム色ですが、品種は多く、赤、桃、白、緑、複色系など多彩です。
開花はヘレボラス・ニゲルより遅咲きですが、性質が強健です。
キリスト教のレント(イースターまでの４０日間)のころに咲くのでこの名がある。
　花弁に見えるのは、萼片です。本来の花は、退化して蜜管となり、目立たなくなっています。
このため、咲き終わっても長い間枯れずに鑑賞することができる。
花の形状も八重咲き系のものや、カップ咲き、剣弁咲きのものなど様々。
　ほとんどの品種は庭植えに適します。夏の暑さにはやや弱いので、夏の暑い地方では、夏にやや半日陰となる涼しい所が良い。
夏越しさえできれば栽培は易しい。生育適温は０℃～１５℃で、秋から春に良く生長します。
種から芽を出し、その後二年もした冬の季節には数本の花茎を伸ばして可憐な花が咲きます。

↓白地に紫色の斑入り

↓開花当初は雄しべは短く、雌しべが飛び出している。雌しべは基部で合着している。
雄しべの周囲の筒状のものが本来の花弁であり、退化して密管になっている。

↓果実は茶色に熟してから弾ける。

↓淡緑色の花