分類:アブラナ科アブラナ属
学名:Brassica napus
原産:地中海周辺、中央アジア
性状:越年性1年草
草丈:1メートル以上になる
花期:春(3~5月)
現在では「菜の花」といえば本種をさしますが、本来の「菜の花」は別種のアブラナ(油菜)をさします。
明治初期にヨーロッパから渡来したもので、葉は厚くて濃い緑色。
在来のアブラナは弥生時代に中国から渡来しました。
切り花として売られているのは、観賞用のハナナです。
4月頃、茎の頂に総状花序をつけ、黄色で十字状の4枚の花弁の花を密集してつけます。萼片は斜めに立っています(アブラナは開出する)。花の大きさは2~3センチほどで、道端や草地などで野生化しています。




↓茎は上部で分岐し、茎も葉も粉白色を帯びています(アブラナは帯びない)。葉の基部は茎を抱いています(セイヨウカラシナは茎を抱かない)。茎の根元の葉は柄があり、先太りし、羽状に裂けています。葉縁には鈍い鋸歯があります。


↓先端に長いくちばし状突起を持った長さ5~10センチの断面が四角の細長い果実をつけ、熟すと裂けて黒褐色の小さな種子を散らします。 種子から、菜種油を取ります。
