分類:ジンチョウゲ科ミツマタ属
学名:Edgeworthia chrysantha(またはpapyrifera)
中国名:結香、黄瑞香(キズイコウ)、夢冬
英名:Oriental paperbush
和名の由来:枝が一年に一度必ず三叉、すなわち三つに分岐する特徴があるため
別名:三又、三枝、カミノキ
原産:中国中南部、ヒマラヤ地方
性状:落葉低木
樹高:2~3m
花期:春(3~4月)
ミツマタは中国南部原産の落葉低木であり、室町時代に中国より日本に導入され、樹皮中の繊維が強靱であることから、江戸時代から和紙に使われるようになった。明治12年(1879年)、当時の大蔵省印刷局が紙幣の原料として採用した。
花弁はなく、黄色く開いているのは萼の内側です。萼の外側は絹毛が密生していて、蕾(ツボミ)がまだ固い頃は銀色で、開花が近くなると黄色を帯びてきます。
平安時代の貴族たちに詠草料紙として愛用された斐紙の原料であるガンピも、ミツマタと同じジンチョウゲ科に属します。


↓蕾

↓左の蕾の拡大

↓萼の外側は絹毛が密生していて、銀色に輝いている。

↓開花しても、外側は絹毛が密生している。

↓
ミツマタの花のアップ

↓アカバナミツマタ(赤花三椏)
園芸種です。他にオレンジ色から朱色の花を付けるものもある。

