更新:2008.06.08 作成:2007.05.15 17:32
分類:アヤメ科ニワゼキショウ属
学名:Sisyrinchium rosulatum (Sisyrinchium atlanticumは多年生で、雌しべが花被片より長い)
和名の由来:庭に生え、葉が水辺に繁殖する石菖に似ているから
別名:ナンキンアヤメ(南京文目)
原産:北アメリカ
性状:一年草
草丈:10~30cm
花期:晩春~初夏(4~7月)
仲間:オオニワゼキショウ、アイイロニワゼキショウ(藍色庭石菖)
北アメリカ原産で、明治20(1887)年頃の帰化植物である。
日当たりの良い道端、芝生や荒地に生育している。

茎は扁平で狭い翼が2個ある。茎の上部にへら形の苞が1~2個あり、その間から細い花柄を散形状に出す。
直径約15mmの紫色、または白紫色の花をつけ、どちらも中心は黄色。内花被片3枚と外花被片3枚で合計6枚ある。
紫色の縦筋が3本と5本あり、交互になっている。
1日花で、次々に花を咲かせ、花が散った後には、直径3mmほどの球形の実ができ、熟すと三つに裂ける。



葉は根元から出て細長く、縁には細かい鋸歯がある。
(良く似た植物にオオニワゼキショウがあり、花は径10mmで小さめ、淡青色を帯びた白色型のみが見られ、果実は約5mm。)
