分類:タデ科イヌタデ属(またはタデ属)
学名:Persicaria orientalis
(タデ属ならば Polygonum orientale)
和名の由来:茎や葉に毛が多く、背丈が高く大きいことから
別名:オオベニタデ(大紅蓼)、ベニバナオオケタデ(紅花大毛蓼)、ハプテコブラ
原産:熱帯アジア(インド、マレーシア、中国)
分布:本州、四国、九州、沖縄
性状:一年草
草丈:1~2m
花期:7~11月
↓タデ科(Polygonaceae)は、属レベルの分類が必ずしも確定していない。
江戸時代に観賞用、薬用として導入されたものが道端や河原、荒れ地で野生化した。
茎は丈夫で、長く伸びた茎が茎の先で多数に分枝し、その先に長く太い花穂を下垂してつけ、多数の小花を咲かせる。
花穂長は5~10cm、花穂は鮮やかな赤紫色~濃桃色である。

↓花弁がなく、先の丸い5深裂する萼からなる。花径は約5ミリ。

↓葉は互生し緑色の幅広で卵形、先端が尖っている。長さ約10~20cmほどで、長い柄がある。
葉や茎には、毛が多数はえている。果実は扁平で円形のそう果。
イヌタデ(犬蓼)やオオイヌタデ(大犬蓼)に似ているが、それより大型で、葉幅もある。

