分類:マメ科 ノササゲ属
学名:Dumasia truncata
和名の由来:食用になるササゲに似ていて野にあるから。漢字は「野大角豆」と書き、大角豆とはササゲのことで、豆が大きくて角ばっているから。ササゲの由来は不明。
別名:キツネササゲ(狐大角豆)
性状:蔓性多年草
原産地:中央アフリカ、平安時代に帰化した。
分布:本州、四国、九州
花期:8~9月、果期:10~11月
↓山地や丘陵地の林縁や道端などに生える。
花は、葉腋から出る長さ5cmくらいの総状花序につく。
長さ2cmほどの淡黄色の蝶形花で、萼は筒形で、萼片はほとんど目立たない。



↓豆果は無毛で長さ2~5センチで倒披針形。莢隠元にそっくり!
種子のところで膨れて数珠状の莢になる。


↓熟すと艶のある鮮やかな紫色になり、なかに3~5個の径5mmの球形の種子が入っている。

↓完熟し莢が割れると、白い粉を噴いた黒紫色の種子が細い糸状のものにぶら下がる。

↓茎は周りのものに絡みついて細く長く伸び、3mくらいになる。針金状で黒褐色を帯びることが多い。
葉は互生し、3小葉からなる3出複葉で、裏面は白っぽく、まばらに毛がある。
頂小葉は長卵形で、長さ3~15cm、幅2~6cm。
