分類:クマツヅラ科クサギ属
学名:Clerodendrum trichotomum
英名:Harlequin glory bower, Peanut butter shrub
和名の由来:枝や葉をちぎると強い臭気があることによる。
性状:落葉低木
樹高:3~5m
分布:北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、台湾、中国
花期:7~9月 果期:10~11月
日本全国の日当たりのよい丘陵や山地などに生えています。
樹皮は灰色~暗灰色で皮目が多く、縦に裂け目ができる。
葉は単葉で対生し、長卵形または広卵形で、長さ8~15cm、幅5~12cm。長い葉柄がある。
葉の表面は濃緑色、裏面は淡白緑色。両面とも葉脈上に毛がある。葉先は鋭く尖がる。
葉縁は細毛があり、多くは全縁で稀に低く小さい鋸歯がある。
枝先や上部の葉腋から集散花序をだし、ユリに似た甘い芳香のある花を多数つける。花序は3分岐を繰り返す。萼は紅紫色。
花は萼から花筒が長く突き出し、その先で花弁を平らに開く。花弁は白色で、花冠は5裂する。
雄しべ、雌しべはその中から更に突き出す。花筒は紅紫色。
萼は、花の後、濃い紅紫色になり星状に5裂して開き反り返る。
果実は液果で、直径6~7mm、熟すと光沢のある黒っぽい濃い藍色になる。
萼や花序の分枝に細毛がある。
↓葉は単葉で対生し、長卵形または広卵形で、長い葉柄がある。


←葉先は鋭く尖がる。
↓葉縁は細毛があり、多くは全縁で、稀に低く小さい鋸歯がある。


↓枝先や上部の葉腋から集散花序をだし、3分岐を繰り返す。

↓蕾の状態。萼は紅紫色。

↓花は萼から花筒が長く突き出し、その先で花弁を平らに開く。花弁は白色で、花冠は5裂する。雄しべ、雌しべはその中から更に突き出す。花筒は紅紫色。

↓萼や花序の分枝に細毛がある。

↓花の後の若い果実。フラッシュの光で白っぽく見える。

↓萼は、花の後、濃い紅紫色になり星状に5裂して開き反り返る。
果実は径6~7mm、熟すと光沢のある黒っぽい濃い藍色になる。
